演劇は報告である

福岡演劇フェスティバル
今年は「下鴨車窓」という劇団の公演を見に行きました
明日も公演があるので内容には触れないでおきます

公演後のアフタートークで脚本・演出を担当された方が
「演劇は、報告だ」と言っていたのが、とても印象的でした
どの登場人物に何を報告させるか
とても作家的な視点です

「あいつが、やってくる!」
登場人物がそんな報告を受けると、観客は
あぁ、あいつが来るんだと、受け入れるしかない
でも、裏を返すと、報告は事実確認でしかない
それから先の受け取り方は観客に委ねられているし、断片的な報告をどうつなぎ合わせてどう読み解くかも自由
あいつって誰?あそこから来るのかな?あいてって、もしかして・・・
報告の仕方で観客の思い描くストーリーは随分変わるはず
作品を組み立てるってそういうことかな
何だかとても納得しました

そして改めて”場”って大切だなーと感じました
来週はkonyaである、3時間30分一人で演じるという気になる公演へ行こうと思っています